異変

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~裕太side~ 高槻さんに部屋まで送ってきてもらった。 少し横になって休もう思ったけど 何だか急に怖くなってきてしまった。 体は休息を求めているのに 眠る気になれなかった。 こんな気持ちになるのは初めてだった。 高槻さんが一度部屋を出て行って 1人になると 俺の体を震えが襲ってきた。 もう横になってなんかいられなくて 気づくと自分の体を抱きしめて丸まっていた。 「やだ…やだよ…。」 震えは治まるどころかだんだんひどくなっていった。 全身が恐怖に包まれていた。  
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