306人が本棚に入れています
本棚に追加
「別に良いじゃん!
うちの学校も自由登校だし、やること無いから遊びに来たんだよっ!」
「ふぅーん……んで、雅は進学どこに決まったんだ?」
「私はね、立志館大学だよ。」
「お、なんだ。雅も西か
未柑、お前1人じゃなくて良かったな?」
それぞれの進学先も分かり、晴が何故、今日学校に呼ばれたのかを質問すると……
「じゃーんっ!!」
そう叫びながら杏也が手作り感溢れる薄い冊子を晴に手渡す。
「なんだ?コレ?」
冊子を開いて見てみると中には『春の大お泊り大会』と書いてある。
日付は春休み。
メンバーはいつもの8人。
そして場所は晴の家。
「聞いてないんだけど……?」
「大丈夫大丈夫!
晴が忙しそうだったから、勝手にこっちで晴の家の人に了承取っちゃったから♪」
楽しそうに話す明に尋ねる。
「コレ、香織は知ってんのか?」
「ううん、知らないよ。
合格決まってから言うつもりだったから。」
さっきの電話でもそんな話は少しも出て来なかったし、予定が分かったら、また連絡するって言ってたくらいだからなぁ。
「香織には俺から伝えとく。」
「本当?助かるぅ♪」
最初のコメントを投稿しよう!