プロローグ

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すると人が10人ほど並んだ範囲の太いレーザーが発射される。 その範囲は今いる道と同じで、逃げ場が全くない。 中には魔法陣が描かれた障壁で抵抗する人もいたが、彼の魔力の前ではガラス同然だった。 「に、逃げ――」 逃げろといったようだが、レーザーによって言い終わる前に露店と消えさる人々。 「さて、次はお前らか…フハハ!」 後ろを振り向き、残った人々に笑いながら青年は言う。 「た、助けてくれ!」 男が命乞いをすると嘲笑い青年はこう答えた。 「助けてだと?何虫の良い事を言っているんだ…クズが…ああそうだ」 彼は何か思いついたのか、檻に手を置きこんな事を口にする。 「この檻の中に入るなら生かしてやってもいいぞ…」 男は見逃してくれるなら自分から入るといいかけるが。 「まあ食料は与えんがな…ハーッハッハ!」 「そんな…」 青年は混血の人々にやった事を、彼に味合わせてやるつもりだった。 「どうした嫌なのか?なら死ぬしかないなぁ…?」 高笑いを上げ先ほどの魔法を撃つ準備をし、逃げ惑う人々を見て笑いながら撃った。 「この町にギルドは無いのか?面白くない…」 これだけ騒ぎを起こしても、ギルド員達が征伐しに来ないのだ。 「ならこの町を拠点にして、他のギルドの奴達と闘うか…ハハハ!」 青年は狂ったように笑っている。 「さて…残りのヤツも殺しにいくか、お前らはここで待ってろ」 2人にそういうと彼は家に逃げた人々を殺しに行った。
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