誰でもない人

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「そんな言うなよ、俺もお前心配してさ…」 「俺に会いに来てんのバレたら良い顔されねぇぜ?」 「俺に怖いもんは一つしかねぇ」 「…そりゃあなんだ?」 「戦えなくなる事だ」 「Ha!らしいな…おい小十郎。今日は泊めてやれ」 「仰せのままに…」 「お前も雑魚寝するか?昔みてぇによ」 「いえ、それは…」 「冗談だ」 軽く笑い一瞬走る痛みは忘れようとしながら部屋に入ると扉を閉めた
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