墜ちてゆくもの

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ひとしきり泣いたらちょっとスッキリした。 これで悔いなくあの月のもとへ行けるかな 涙でぼやけた月に向かって 薬を口に、 入れた。 はずなのに 寸前で止まった手 否、止められた手 俺の手を止めたのは 紛れも無い仁だった .
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