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―――…
?「ハァ…」
「蜜柑、どうしたんじゃ?」
蜜柑と呼ばれた少女は元気なく歩いていた。
蜜柑「だって~…」
「蛍ちゃんのことかな?」
蜜柑「う~…。蛍から手紙もこんし…。薄情もんや…」
「蛍ちゃんも色々忙しいんじゃよ」
蜜柑「そやけど……ん?」
「どうしたんじゃ?」
蜜柑「じいちゃん、あれ…」
蜜柑が指さした方には、美羽が倒れていた。
蜜柑「女の子が倒れとる‼」
「大変じゃ‼」
蜜柑と祖父は美羽に近づいた。
蜜柑「大丈夫‼」
美羽「……」
蜜柑が呼びかけるが返事がない。
蜜柑「どうしよ…」
「とにかく、家まで運ぶんじゃ」
蜜柑「うん…」
祖父は美羽を抱え、蜜柑と家に急いだ。
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