第1章†出会い

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―――… ?「ハァ…」 「蜜柑、どうしたんじゃ?」 蜜柑と呼ばれた少女は元気なく歩いていた。 蜜柑「だって~…」 「蛍ちゃんのことかな?」 蜜柑「う~…。蛍から手紙もこんし…。薄情もんや…」 「蛍ちゃんも色々忙しいんじゃよ」 蜜柑「そやけど……ん?」 「どうしたんじゃ?」 蜜柑「じいちゃん、あれ…」 蜜柑が指さした方には、美羽が倒れていた。 蜜柑「女の子が倒れとる‼」 「大変じゃ‼」 蜜柑と祖父は美羽に近づいた。 蜜柑「大丈夫‼」 美羽「……」 蜜柑が呼びかけるが返事がない。 蜜柑「どうしよ…」 「とにかく、家まで運ぶんじゃ」 蜜柑「うん…」 祖父は美羽を抱え、蜜柑と家に急いだ。
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