学校に行こう

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「ここのドアは壊れてるから気をつけないとね♪」 「ソウダネー」で、こいつの要求は何なのか、どうせロクな事でもないことは目に見えている。 何故なら、今の妹はさっき僕に猫耳メイド服を着せた時と同じ顔をしている。 「私からの要求は5つ私の願いを聞くことだよ」 「は?」えー、ないない全然ないよー。そんな反則許されると思ってるの? そんなの、もし3回だけ魔法が使えたら最後の1回になったとき魔法の回数を増やして結局は無限にできるのと一緒じゃん。 「もう、そんな嫌な顔しないのー」 「京香だって・・・何そのしたり顔?」してやったりじゃねーよこらー。 「大丈夫5つだけだから私の願いは」 「ホントだよね?回数増やさないよね?」 「んー、たぶん」 「はぁ・・・・」ため息しかでないよ。もうどうにでもなれだ。 「じゃあ、まず1つ目のお願いはねー」 「はいはい、なんでございましょうか?」 「目閉じてー」 「目を?」 「うん」 なんだ目を閉じるだけか、思ったより楽だな。 『チュッ』 「え?」 「はい、1つめ終了ー」 「き、き、キス!?」 「ん?どうしたのお姉ちゃん?」開いた口が塞がらない。 「何故キスをしたしたしたしたのですすすですか?」 「そんなの、お姉ちゃんがかわいいからに決まってるじゃにゃいか」 もう訳がわからんぞ! 「う~~~、もういい学校に行く!!!」 「あーん、怒ったお姉ちゃんもかわいい~」 もう、嫌だこんな家族。 下手したら、この家族に人形にされてしまうよ・・・・・。
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