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10分後。
抵抗はした。しましたとも。
無理でした。こいつらには抵抗は無駄だとわかりました。
で、今猫耳メイドなわけです。
はぁ、朝から気分はブルー、最悪です。
「きゃあああ、可愛いいいい!」
「ハアハア、景よかわいいぞ・・・・」
「お姉ちゃんかわゆスだよ・・・」
まあ、母さんと妹の発言はまだ許せる。父よ、そなたは何だ?
ただの、変態スケベエロじじいではないでしょうか?
「よし、その格好で学校に行きなさい」
「真顔で何を言うのパパぁ?」このエロじじいが!
「絶対良いと思うんだ、うん」と子供のような無邪気な顔で父さんは笑いかけてくる。
良いと思う?そんなわけあるか、学校だぞ?
風紀が乱れるだろうが。
「と、とりあえずこんな格好で学校に行ったら変人、ていうか変態扱いされるからやだよ」
「ちぇー、つまらんな」つまらんなと言われても困るのです。
「あらあら、景ちゃん残念だわー」
「ごめんねママ」何故僕が謝る必要があるのかと謝ったあとに気付いた。
この家族どこかおかしい・・・・・。
そう気づいたのは、起きてから1時間後のことだった。おふ。
駄目だこりゃ。
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