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昔、あるところに３つの種族があった
一つはダーク族
その種族は遠い昔の言い伝えにあった“ダーク”という戦士を称えていて、裏切り者・罪人に愛情を与えない。人の差別が激しかった
魔法で戦う者は緑色のトランプのクラブの模様が首もとに浮かび
武器・戦利品で戦う者は青いトランプのスペードの模様が手の甲に浮かぶ
もう一つはライト族
この種族は遠い昔の言い伝えにいた“ダーク”と戦った“ライト”を称えていて、裏切り者・罪人にでも心を赦し愛情を与える
魔法で戦う者は足辺りに赤いハートが浮かび
武器・戦利品で戦う者は頬に黄色いダイヤが浮かぶ
最後の種族はグレイ族
この種族はダーク族もライト族もどちらの味方でもない
間を保つ種族で額に十字が浮かび上がっていた
戦利品や武器を使いながら魔法も使う万能な種族だった
だが、それぞれの住人達の不満でグレイ族は壊滅した
壊滅寸前の時、“ジョーカー”というグレイ族の１人は自分の最期の力を振り絞って命を半分に分けある者にその力を預けた
｢わたしの生まれ変わりに…託してくれ…｣
時は現代
“ジョーカー”の生まれ変わりが、終わらない戦を止める時が来たのだった
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