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負けたチームのメンバーは悔しがりながらも苦笑していた
何せ、麻尋隼人(マヒロ ハヤト)と呼ばれる白金の少年は学年一の運動トップ
サッカーなんて得意分野の1つだ
隼人は余裕そうにサッカーのボールを足で手の方に蹴りボールを取ると体育の先生に渡した
「流石だな。麻尋」
「あはは、先生には叶いませんよ」
「当然だ。わたしに追いつくには21年早い!」
「すげー中途半端ッスねー!」
その会話にみんなが笑った
チャイムが鳴った
体育は最後の授業だったから学校が終わったチャイムでもある
クラスのみんなは体育の先生に挨拶をすると一斉に教室へ駆け出した
「隼人!」
後ろから親友の上谷英司(カミタニ エイジ)が駆け寄ってきた
「放課後、バスケしようぜ!」
「ああ!いいよ!」
隼人は誘いを受けると、英司と競争しながら教室に向かって走っていった
結果…隼人の勝ち
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