シマナガシ。

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足りなさ過ぎる食事を取り、マグカップを水で濯ぎトレイの上に置き、トレイを廊下側に置いておく。 一度食事の時間に寝て居て貰えなかった事がある。 とりあえず廊下側に置いて置けば食事は貰える。 これが唯一の日課と言っていい。 それが終わると堅く粗末なベッドに寝転がる。 時間の感覚がもう完全に無い。 俺は一体何日こんなところに居なければならないんだろう。 スリでこんなところにぶち込まれるなんて… おかしい。 しかも島流しなんて… アリエナイ! 頭をかきむしる。 レギオンが発狂し叫び出さずに済んでいるのは、他の房から聞こえる嗚咽や叫び声などのお陰だった。 それらを聞くと逆に冷めてくる。 そして意味の無い思考し発狂しかけ、そして冷め、まどろむように眠りつく。 その日のレギオンは一度冷めたおり思考のベクトルを変えた。
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