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《あー、会計の市川 春樹ーイチカワ ハルキ-です。》
自己紹介をしたが、俺には聞こえなかった。
…いや、聞きたくなかった
《次に会計の―《哀川 竜太郎ーアイカワ リュウタロウ-だよーんっ皆よろしく(ハアト》
「「「キャーッ!!!!!!竜太郎様ぁぁあああっ」」」」
俺とアイツに素直に従ってたコイツら。
『さっちゃーん!!俺ね、今日不良達に勝ったよ!!ちょー嬉しいんだけど!!』
『紗智さん!!!今日も平凡顔っすね!!』
あぁ…思い出すな。
『さっちゃんてさ、なんで無表情なの?』
思い出すな俺の記憶!!!!!
下を向く
「うわー…あの哀川ってやつ凄いな…紗智?どした?」
仁が俺の異変に気づいたのか顔を覗きこんだ
「いや、何でもない…」
「何でもないってあるか!!!顔、真っ青だぞ!!?」
「本当、大丈夫。ただ人に酔っただけ」
そう言って仁に笑う
「…そっか。でも無理だと思うならちゃんと言えよ!」
「あぁ」
《―次に副会長と会長なんですが…
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