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「…もう無理ぽ」
あたしは外から全力疾走したけど、3階で力尽きた。…何でうちのクラス4階なのかな。
ご老体なあたしには無理だわ。
もう授業始まってるし、潔く諦めよ。
いやん、あたしテラ男前。
あたしは階段の踊り場に腰を降ろす。
それを見た夕日は、ため息をついてあたしの隣に立って壁に寄りかかった。
「なー、小波悠兎はお前のこと知ってんの?」
「……さぁ?」
「は?じゃあ、何で好きなん?!」
「言ったでしょ、ツリ目」
「あの話、まじやったんか?!」
何だよ、悪いか コノヤロー
顔を上げて夕日を見ると、夕日は心底驚いた顔をしてる。
「…しょうがないなぁ。なら話してあげるよ、あたしと小波先輩の運命の出会い」
「え、」
「それでは、次のページから回想TIMEスタート☆」
「次のページとか言うな!」
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