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「真人~~?」
思い出に耽っていた、真人の目の前に信也が手を振りながら立っている。
「アッ…」
「アッ!ぢゃないよ~もう授業、終わったよ?飯だよ!」
ニコニコと嬉しそうに信也が笑う。
「…もう昼か………」
唯人の事を考えていて授業など全く聞いてなどいなかった。
「今日も弁当?」
「あぁ………」
呟くように答えるとバックから弁当箱を取り出し、信也に渡した。
「えっ??」
「なんか…食べたくないからあげるよ。」
「でも……?」
「【母さん】弁当、残すとうるさいから食べて。」
そう言うと席を立った。
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