プロローグ

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プロローグ

いつもと変わらない朝だった。   いつもと変わらない通学路だった。   いつもと同じクラス。 いつもと同じ友達の顔。 いつもと同じニュースの話題。   ずっと変わり映えのない、退屈だけど楽しい日々が続いていると思ってた。   それがこんなにも簡単に崩れるなんて… 誰にも予想できなかったんだ。   ただ人は…こんな恐怖を味わわなければならない程の罪を犯したのだろうか。   明日の見えないこの時が、今は何よりも怖いよ───。
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