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「やっぱり志音もそうかんじるみたい………何なんだろこの感覚」
私はちょっと前から体にある違和感を感じていた。
いや、確かに私は初めから二重人格というものを抱えているが、その感覚とは全く別の何か。
『コウ父さんに相談しようよ。
なんかわかるかも』
「私も同じ意見かな……行こう!」
もう一人の私、『志音』の人格と『会話』し、同調した私は森の中を駆け出した。
旅はもう、この時から始まっていたのかも知れない。
私は……化け物だ。
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