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「ねぇ、土方~」
「あ゛?なんだよ。忙しいっつてんだろ」
今、俺の恋人である土方は仕事中。
何となく、ムカつく~。
そりゃ、おしかけてきたのは俺の方だし?邪魔なのは分かってるけどさ。
「土方ー」
「あ~?」
「土方~」
「なんだよ」
「土方~」
「だから、なんだ!」
土方が、やっとこっち向いた。
「・・・・土方」
「おい、銀時?」
土方は、不思議そうに俺を見ていた。
「・・・・ねぇ、かまって?」
俺がそう言ったら、土方の顔が赤くなった。なんでだ~?
「お前、それ反則」
「え?」
「覚悟しろ」
「っ・・・・・」
土方が、いきなり俺を押し倒した。
「何すん・・・」「お前が悪い」
「は?」
「あんな顔してあんなこと言うから」
「え?」
あんな顔って・・・・どんな顔だよ。
「俺をその気にさせたんだ。覚悟しろよ?」
「っ・・・///」
どうやら俺は、気を引くことには成功したらしいが、何かを間違えたようだ。
土方は、笑いながら俺に、深い深いキスをした。
fin.
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