おばあちゃん

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旦那がきた。 なにしよん⁉と私の肩を叩く。金縛りは溶けその場に座り込む。 「あれ!あれ!」 とおじいちゃんの車を指さす。 旦那は、は⁉なに⁉ 車の助手席を覗きこむ。 なにがある⁉ こいつにもみえないのか❗ でも白い煙りは人型になっていた、 そして、その塊は手を振り出した❗ その右手の中指はなかった❗❗ あっ❗おばあちゃん⁉ おばあちゃんは車のドアで指を挟まれ、右手の中指を切断していた。 白い煙りの塊はタバコの煙りがごとく、手を振りながら消えてなくなった 時間にして十分ぐらいの出来事。
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