絶対渡さねー!!!!

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「お兄ちゃん…」 (なんで?何も言葉が出てこない…) 「とにかくいただくぜ。」 重い空気を切り裂いた龍崎は私をかついだまま資料室をでた。 「ちょっ!もうおろしてよ!お兄ちゃんのとこ行く!」 すると龍崎は私をおろした。 「お前、まさか兄貴が好きなのか?」 「え?」 (お兄ちゃんのことが好き…?そんなこと…考えたことなかった…) 「…わかんないよ…私好きがなんなのか…」 すると龍崎はフッと笑い「そんなの俺と付き合ったら教えてやるよ」 「付き合ったら…好きがどんなのかわかるの?」私は好きがわからない…「教えてやるよ…おいで…」 龍崎は私に手招きした。
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