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ごちゃごちゃと色々な感情が内側から沸き上がってくる。 朝っぱらから自分がめんどくせぇ。 「もしかして眠い?」 声のする方に目線だけ向けると、コップ片手にこっちに歩いてくる俺の混乱の原因。 すとん、とソファの空いてる方に腰を落とした。俺の左側。俺の顔を覗き込む。 「何かー、ごめんね?」 にっこり。唇が艶々してて、女の子とはまた違う色気がある。 「ゆーいち?」 久しぶり、本当に久しぶりに呼ばれた名前。
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