政宗 と 小十郎

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やはり、適度に涼しい朝。 小十郎は政宗の部屋にいた。 「おい小十郎、こうも風流だと 何か特別な事がしてぇなぁ」 「確かに、政宗様の気持ちも分かります。 木々からの木漏れ日。心地よい風。 仕事をしたくなくなるのも、確かに分かりますが…」 「ならいいじゃねぇか!丁度いい。 今日は我が国を色々見て回るか!」 「ふう…政宗様には適いませんなぁ」 そう言いながらも、政宗の発想は小十郎を楽しませる物ばかりで 政宗の突然の発想は、小十郎も楽しみになっていた。 (やはり…私は間違っていなかった。 もう、こんな事をするのはよそう。)  
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