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「…優紀ちゃんが悪い…」
顔を離した後、先輩が言う。
わわわわわたし、キス、初めてだ!うわぁ、今なら恥ずかし過ぎて死ねそう!!!
きっとさっきより赤くなっているであろう頬を抑えて、私は俯いた。
「優紀ちゃん」
頭上に先輩の優しい声が降り注ぐ。
「順序違ったけど…俺と、付き合ってくれないかな」
つつつ、付き合う??
「あ、『どこに』って言う返事は受け付けないからね」
優紀ちゃんなら言いそうだしな、と言ってくすっと笑う。
「で、でも。私、昨日先輩の事知ったばっかりだし…」
…それなのに、キキキ、キス、しちゃったんだけど………
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