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今日はお気に入りの砂場で、おやまを作って遊ぶんだ。
砂場でだったら、ずっと遊んでいられるくらい砂場が大好きだった。
日が暮れかけて、砂がうっすらと赤く色付いていく。
「優紀~、そろそろ帰ろう~」
ベンチに座っていたお母さんが、わたしを呼ぶ声が聞こえた。
せっかくトンネルができたのにな、なんて思いながら返事をする。
「「はーいっ!」」
わたしが声を上げるのと同時に。近くにいた男の子も返事をして、呼ばれた方を振り返った。
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