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アレ、いま何の話してたっけ?
「てて、哲平くん?」
そう呼びかけると。哲平くんは、ハッと顔を上げてバツが悪そうな笑顔を浮かべた。
「ごめん優紀ちゃんっ!ちょっとハリウッドスターについて考えてたわ!」
えっ…てっきり芸人を目指すのかと思ってた。
「…そ、そうなんだ!さっきは意地悪言ってごめんね。マイちゃんには言わないから」
「それでこそ優紀ちゃんだよ!よしっバス停とうちゃーく」
他愛もないお喋りをしている内に、バス停に着いていた。楽しかったから、早く感じたなぁ。
哲平くんにお礼を言って、私はバスに乗り込んだ。
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