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「……、……き、ゆ…き、」
ぼんやりとした意識の中、私を呼ぶお母さんの声が聞こえる。
「優紀っ!!!いつまで寝てるの!学校遅れちゃうわよ!」
「―っ、は、はいぃ!」
私は慌てて跳び起きた。
「…懐かしい夢見たなぁ」
あれは、いつの頃だったかな?
引越して来たばかりで友達もいなくて、いつもお母さんと公園に行って遊んでいた。
ちょうど、春休みの時期だったから、まだ小学校も始まってなくて友達つくれなかったんだよなぁ。
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