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ある瞬間の恐怖…
それは、悠里が、中3の頃に出た恐怖…
悠里は、中2からハードコンタクトをつけていた。
ハードは、ゴミが入ると痛い。
それに、最初のうちは、なかなか慣れなくて4,5枚は割ったり、無くしたり。
やがて、悠里は、コンタクトで目が痛くなるのが嫌という思いと、ストレスでまつげを全部抜いた。
そう、それが恐怖へと繋がる階段だとは思いもせず…
そう…前々から血が出ても爪を咬むクセをもつ悠里は、いつもの感覚でまつげも抜き、すっきりした…
だが、親にその顔おかしいと笑われた。
今にして思えば当然だ。
ただ、その時、小学校からずっといじめられてきたダイキライなイジメッコの顔と被った…
それ以来、あの時の顔は今でもはっきり思い出せる程、恐怖が抜けない…
だから、親に対しては信用は出来なくなってしまった。
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