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「いや、ここでいいよ。」振り向いた窪山は、笑顔で片手を少し上げると、周りを気にするように、足早に葬斎場を後にした。
竹雄は、窪山の後ろ姿に、何か覚悟めいた雰囲気を感じた・・・。
四日後の新聞に、その記事は、載っていた。
『豊生党衆議院議員、厚生労働副大臣 窪山和彦氏、謎の失踪!自宅に遺書めいたメモ、自殺か!?』
朝、いつもの様に、新聞を開いた竹雄は目を疑った!
「どうしてだ!」
「あの時の後ろ姿は、こうゆう事だったのか!?」竹雄は、悔し涙を流した。
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