出会い

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私達がであったのは‥ もうずいぶんと前の事。 寒い寒い冬の季節だったね。 「‥いったぁ…」 私達はまだ小学生だったかな‥。 「おい!お前、俺の陣地で何やっとんじゃ!」 私が公園の砂場で泣いていた時、あなたはここへ来た。 「陣地‥」 迫力に驚いた私が、泣くのも忘れてア然としていると、怪我をしてるのに気がついたのか、私の元へやってきた。 「お前、怪我しとうやんけ」 「‥うん‥」 「ほい、これやるわ」 そう言ってあなたが手渡したのは、小さなおんぷマークのついた絆創膏だった。
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