37人が本棚に入れています
本棚に追加
/52ページ
水戸に着くと、旅館で待っていた鉱夫2人に先に墓地へ行かせ、自分達は後から行きました。
墓地に行くと、もう棺(かん)は掘り起こされた後でした。
鉱夫2人には墓地の入り口で見張っててもらい、早速紹介してもらった作業人に首を切ってもらいました。
首をホーローの器に入れ、正木弁護士はホッとし、後ろを振り返った瞬間ビックリしました。
住職らしき人がこちらを見ていたのです!
正木弁護士は内心冷や汗をかきましたが、慌ててはいけないと、素知らぬ顔でバケツを風呂敷に包み、大急ぎで旅館へと戻りました。
最初のコメントを投稿しよう!