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正木ひろし弁護士は、多彩な職歴の持ち主です。
8196(明治29)年、東京生まれ。
1923(大正12)年、東京帝国大学法学部卒業後、
中学の英語教師、
画 家、
新聞・雑誌記者、
大学講師
……その後、弁護士になりました。
このように、色々な事ができるのに、何故弁護士の資格を取ったのでしょうか?
それは、もしもの時、職を失った時の〈保険〉だったそうです。
だから安心して、好きな絵を書いたり、執筆したりしていたのでしょう。
しかし、その何気ない〈保険〉が役に立つ時が来たのです。
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