『茶番劇と言う名の裁判の幕開け』

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被告人の尋問、弁護人の補充尋問と裁判は進行しました。    午後3時……。 伊藤弁護士は証拠として次のような申請を申し出ました。 ① 警察署建物内の検証 (各室はガラス戸が多く、暴行するには適さない場所だと証明するため) ② 青柳医師と首を切った作業員 (青柳医師は、自分の鑑定が正しかったと言わせるため。 作業員は、許可無く勝手に切断したのは証拠として疑問だと言う事を突くため) ③ 大宮警察署長を始め、5人の署員 (大槻の取り調べの際、暴力行為がなかったと証言させるため) ④ 大槻と一緒に留置場にいた2人〈右翼の思想被疑者〉〈詐欺の被疑者〉の男 (大槻が病気だと証言させるため) ⑤ 四倉繁作〈運輸株式会社大宮出張所長〉と、氏家庄次郎〈加最炭鉱出張所長〉 (四倉は被告から「ヤキを入れる」と言う言葉を聞き、それを氏家や他の人に話したと言ったのは嘘だと証言させるため)
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