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基本平和を願って生きる女性であるが、平和を願うがゆえに争いが絶えない。という矛盾が存在する。
ともすれば、男性よりも争いの中で生きているとも言えよう。
平和を願うがゆえに起こる争い。
その原理は、個人から始まる平和主義というところに帰着する。
自らが望み、感じ得る幸福が、別の誰かには迷惑と感じられる事が多々あるからだ。
たとえば、利己主義に近い平和主義を持つ女性同士が、一つの空間、言い換えれば、一つの組織の中で生きようとする時、相手にとって願われない平和主義が、争いを起こす原因となる。
一番身近で感じられる現象が、嫁姑問題であろう。
別の例をあげるならば、たとえば、一人の男性を、友人同士である二人の女性が欲した場合。
その二人の女性の間に友情が生まれる可能性は低い。
女性にとって、恋人ができた場合、それぞれの平和主義が個人から始まるからこそ、第三者である相手の存在が、自身の平和の邪魔となるからである。
これは、男性にも起こりうる出来事であるが、男性の場合、稀にどちらが相手の女性をより幸せにできるのかという心理が働くこともあり、そこに友情が生まれる事もあり得る。
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