2・『男が求めるもの』

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しかし、ある一面を見れば、男性にとっては、不完全燃焼の状態であるとも言える。 その男性が平和主義にどっぷりと浸かれるのであれば、それはそれで良いかも知れないが、心のどこかに『開拓者精神』がくすぶっている場合。 具体的に言うのであれば、男性が「人生を掛けて、何かを成し得たい」と感じた時、打ち込める道が見つけにくいという現在の状況は、男が男である意味を奪われたに等しい。 そうなれば、道を見失った男達が、恋愛に開拓者精神を発揮するケース(浮気)も増えるだろう。 今、好きな男性がいる女性なら、その彼の開拓者精神がどこに向けられ、何を成そうとしているのかを見極められれば、女性が導く事もできる。 男性を、より男性に導ける力も、女性にはあるのである。 開拓という行為は、心身共に消耗するような事業とも言える。 開拓に目覚め、心身が疲れはてた男性が求めるものは、心の安らぎや童心に帰れるような癒しである。 それが何かと問われれば、一言で言うと、いわゆる温かい場所や家庭である。 童心に帰るとは、社会の軋轢やプレッシャーなどに揉まれ、歪んだ心を真っ直ぐに戻したいという気持ちである。
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