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次にトラウマによる浮気のケースを語っておきたい。
ここで指すトラウマとは、孤独感とも言える。
幼少期、或いは大人になってからでも起こり得るが、『人に必要とされない』という思いで苦しみ、深く心の傷として残っている場合、それがトラウマとなり、恋愛に影響することがある。
具体的に言うのであれば、『自分に恋愛感情を抱いてくれる人達を大切にしたいあまり、すべての女性に応えてしまう』というケースである。
さらに砕いて言うと、自分に好意を寄せてくれる人達が、去ってしまうのが怖いという思いから、そのすべての女性を愛そうとする浮気である。
この場合、本人は悪気がないケースが多く。そのトラウマで背負う事になった苦しみ以上の苦痛を、相手に与えてしまう事もある。
これは厄介な複数恋愛の一つで、最悪の場合、男女共に精神的疾患を伴い、暴力(DV)や命を断つという結果に至る事もある。
お気づきの方も居るかも知れないが、この恋愛心理にも『愛してくれる人全てを、手にしていたい』との『開拓者精神』が働いているのである。
トラウマによる浮気は男女問わず起こり得る事だが、この問題は、第4章(幸せの価値観)でじっくりと綴りたいと思う。
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