ある日の放課後

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「…じゃあ俺行ってええか?」 「今日お前もサボれ」 命令ですか、井本さん 「いやだから…」 反論しようと思ったが 「サボれ分かったな?」 指ならしながら言うのはあかんて 「…分かりました」 俺弱い…あかんなぁ 「分かってるやないか」 満面の笑みで言われてもぜんぜん嬉しない…あー試合近いのに 「じゃあ付き合えよ」 「はぁ…はいはい」 ため息混じりに答えた。 慣れた事やからええけど… 「顧問になんか言われたらどうしてくれん?」 「そんなん知る訳ないやん」 知る訳ないやんってこうしたんは、あなたですよ 「どこに行くん?」 「プリン買いに行くねん」 「………………」 そのためにわざわざ部活サボって行く必要あるんか? 「期間限定のやつ買いに行くんや!それ一人一個やから藤原が来んと二個買えん」 あーやっぱ自分のために俺を巻き込んだんか…
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