番外編

10/22
前へ
/242ページ
次へ
注文したものを受け取って、私たちは先輩たちがいる席に向かった。 そして、それぞれ頼んだものを食べながら私はふと思ったことを杏先輩に聞いてみた。 「杏先輩って、もう進路決まったんですか?」 「まぁ、一応ね。…てか決まってなかったらこんなとこにいないわよ。」 「ですよね。それで、どこに決まったんですか?」 「城南大学よ。」 「え…城南って陸上の名門じゃないですか!」 そう言って驚いた顔をしている咲先輩。 「確かにそうだけど、もう陸上はやらないよ?」 「え…じゃあどうして…」 「たまたま行きたい学部があったの。それで推薦もらって受かったってわけ。」 杏先輩はそう言ってポテトを食べる。 杏先輩。もう陸上やらないんだ…
/242ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10818人が本棚に入れています
本棚に追加