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私は二人の様子を唖然と見ていた。
二人はドリンクコーナーから飲み物を持って私たちとは少し離れた部屋に向かっていった。
「あの子確か…池上さん?」
横からボソッと恵美が呟いた。
「恵美、あの子知ってるの?」
「うん。」
恵美はりっくんといた子のことを教えてくれた。
「名前は池上由美さん。クラスは3組。明るくて、綺麗で、勉強もできて、男女とも人気がある子。そのおかげか、男子から告白されること数知れず。でも誰かと付き合ったって話しは聞いてない。噂によると誰か好きな人がいるとか…まぁ、こんな感じかな。」
「ありがと。てかよくそんな情報知ってるね。」
「そりゃあ周りの、とくに女子のことは把握しとかないとね!和也に変な虫が付かないように。」
「あはは…」
和也君。浮気なんてしたらどうなっちゃうんだろ…
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