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「私なんかより池上さんと行けばいいでしょ!!」
突然私が大声を上げたせいで、りっくんは驚いていた。
「な…なんでそうなるんだよ!」
そうだよね。何でそんなこと言ったんだろう…
でも…口が止まらない……
「うるさいっ!もうりっくんなんか知らない!」
私は一目散に部屋を出た。
「ちょっ…待てよ!美菜!!」
後ろからりっくんの声がする。
まだ戻って謝ることもできる。
でも、私は戻らなかった。
戻ることが…出来なかった……
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