愛妻弁当は恐ろしい程夏に弱い

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「ふふー♪」 パカッ ・・・? 「へ?」 俺の中でなんかもやもやが生まれる・・・ なんか・・・異臭が・・・・・・ まさか・・・ 「山口?」 俺は山口を呼ぶ。 「どうしたサブちゃん」 いやww サブちゃんじゃねぇけどなww 「これ・・・食べてみて・・・」 俺は山口に玉子焼きを差し出す。 「マジ!?いただきまぁす!!」 パクッ ・・・・・・・・・ 「ご・・・ごめん、ト・・・トイレ・・・」 山口がいきなりトイレに駆け込んだ。 やっぱりww 腐ってやがるww ・・・・・・? なんだこれ? 弁当箱の隅にビーズみたいなものが入ってる・・・ 「なんだこれ?」 箸でご飯をつついていると衝撃的な物が出てきた。 「・・・!?か・・・乾燥剤?」 ちょww あやつww 俺を殺す気かよwww 食べたの山口で良かったぁwww 弁当の調味料が乾燥剤だもんなぁww 塩を砂糖と間違える以前のミスだよおいww ・・・ バサッ あの弁当は全てゴミ箱に行きましたとさ。 愛妻弁当を初めて作ってもらった清司は二度と愛妻弁当など要らないとつくづく思ったそうだ。 そして言うまでもなく山口はトイレにこもりっぱになり、弁当を作った帆波はとことん清司に絞られたそうです。 めでたしめでたし♪ 「めでたしじゃないよぉ!!うぅ・・・」
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