リングは意外に簡単に出来る

2/5

14人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
ある暖かい日の事である。 「ねぇ、清ちゃん?」 「ん?」 帆波の言葉に一文字で返事をする・・・ 「掃除しない?」 ・・・・・・ 少しの間沈黙が続く。 「ねぇ?」 帆波が聞いてくる。 「帆波が1人でやれよ」 俺は寝ながら言う。 はたから見たら俺が悪い奴だが状況を見れば皆俺につくはずだ・・・ なんせ・・・ 帆波の半径1mの間つまり帆波の周り(ホントに周り)しかゴミ散らばってないんだものwww それを俺に手伝わせようだなんて・・・ やっぱりバカだwww なんかもう何も言えねぇだよねwww 北島康介来て言って欲しいわwww 「わかったょ・・・」 寂しそうな声が耳に入る。 少し可哀想なことをした気がした。 「きゃ!!」 帆波の驚いた声が聞こえた。 「どしたぁ?」 俺はやっと布団から起き帆波を見ながら口を開いた。 「ゴキブリ・・・怖い」 帆波が珍しくビビっている。 「んなの潰せよ・・・」 俺は呆れ気味に言う。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加