愛妻弁当は恐ろしい程夏に弱い

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「ふふー♪」 朝の台所に帆波の鼻歌が流れる。 「ん➰?帆波なにやってんの?」 俺は寝ぼけまなこで帆波に聞く。 「お弁当作ってるんだぁー♪」 帆波は楽しそうに言う。 「・・・弁当!?」 俺は驚くそりゃそうだ、今までこの引きこもりが弁当なんて作ってくれたことなんてないからだ・・・ 「い・・・いきなりどうした?」 恐る恐る聞いてみる 「・・・・・・」 しかとですかwww またなんですかwww てか俺最近しかとされすぎじゃね?ww もうやってけないですはいww 彼女からもしかととか終わりでしょwww 「できたぁ!!」 帆波が弁当箱を天高く掲げる。 「・・・おぉ・・・」 俺は呆気にとられた・・・ 「はい清ちゃん!!今日もお仕事頑張ってね♪」 帆波が勢い良く弁当箱を突きつける。 「あ・・・うん、頑張るよ♪」 俺は不覚にも帆波を可愛いと思ってしまった・・・ あの引きこもニートめww 「行って来るね。」 「うん♪行ってらっしゃい♪」 2人の何気ない会話が玄関に響く。
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