懐かしい顔

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美「朱雀は…」 と名前を呼び捨てする美咲にムッとするエド。朱雀は美咲の言葉を遮るように 朱「7年くらい前まで一緒に住んでた」 その言葉に美咲と朱雀以外はビックリした。そう、美咲の母が亡くなって引き取られた家にいた朱雀。美咲は懐かしい顔を微笑みながら見つめた。 エ「どういうことだよ!」 朱「それは…」 美咲を配慮してか一旦言葉を切る朱雀。美咲は無理に笑顔を作りながら 美「ほら、一年前エドにお母さんを亡くしたって話ししたの覚えてる?」 エドは暫く考えると、あぁと呟いた。 エ「確か火事で…」 美「うん、それであたしを引き取った家に居たのが朱雀。まぁ、たったの4年間だけどね」 エ「美咲…」 沈んだ声で呼びかけると美咲は慌てて立ち上がり 美「ほら、昼休みに行かなきゃいけないとこがあるでしょ」 そう言ってエドの手を握り立ち上がらせた。エドは思い出したように開けてもいない弁当を持ちドアに向かう美咲に付いていった。 ドアが閉まると直は 直「何か重いもん背負ってんだなぁ…」 そう呟いた。
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