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美「大野美咲です…」
エ「エドワード・エルリックだ」
あちらこちらでヒソヒソ話が聞こえる。するといかにも不良そうな男子グループの一人が手を上げ
「はいはーい!美咲ちゃんに質問!彼氏居んの?」
男子はジッと答えを待っている。美咲は苦笑いを浮かべながら
美「います…」
と答えた。すると一気に騒ぎだす男子たち。
すると今度は女子の一人が
「じゃあ、エドワード君は?」
と目をキラキラさせて聞いてきた。他の女子も興味津々の様子で見ている。
エ「居る」
「え~?つまんな~い」
「でも、遠距離でしょ?」
美咲はチラッと横目でエドを見るとエドは前を向いたまま
エ「お前らには関係ねぇだろ…」
ぶっきらぼうに答えると黄色い声が沸き上がった。
美(むぅ…。嬉しいけど嫌だ…)
美咲は何とも言えぬ感情にいた。質問が終わると慌てて伊藤が
「二人の席はあそこです」
そう言って指先の方向には二つの席が並んで空いている。
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