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ここは三年二組の教室。一・二年より騒がしい三年生はそれぞれのグループで仲間とお喋りを楽しんでいた。すると
「なぁ朱雀、聞いたか?」
と三人の男子グループの一人が聞いた。
朱「何を?」
と朱雀と呼ばれた男子が聞き返す。もう一人の金髪の男子を見ると、さぁ?と首を傾げた。
「えぇ!?京太も知らへんの!?転校生だよ!」
すると京太と呼ばれた男子は興味無さそうに
京「そんなに上玉だったのか?」
「それがな二年生らしいんやけど、女子は美人らしい!噂によると男子もなかなかかっこいいって言ってた」
朱「はっきし言って興味ない」
冷たく良い放つ朱雀。京太もつまらなそうに雑誌を見ている。
「イイよなぁ。二人ともモテるし京太は彼女居るし…。女に困らへんもんなぁ」
そう言って不機嫌になると朱雀はため息をつき
朱「とりあえず、昼飯食いに行こうぜ」
と立ち上がりながら言うと京太が振り向き、
京「つばきー、昼飯食いに行くぞ」
そう言うと黒髪でロングのつばきと呼ばれた女子が弁当らしきものを持って駆け寄ってきた。
つ「今日も屋上?」
京「あぁ」
そう言って四人は屋上に向かった。
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