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千葉「あぁ…、お風呂に入りたい」
神奈川「そう、ねぇ…」
放送終了1時間後、関東班の小屋に戻ってきた千葉・神奈川
千葉はボロボロになった服に苛立ちを覚えながら、小屋の扉をゆっくり開いた…
千葉「東京!首輪のかい、せ…き……」
止まった千葉の言葉、それにつられるように神奈川は千葉の肩越しに小屋を覗き見た
神奈川「…どうしたの、ソレ…」
神奈川は眉を顰め、小屋の隅を指差した
そう、小屋の中に居たのは関東班だけではなく、縄でぐるぐる巻きにされた広島と愛媛の姿…
特に害は無いらしく、愛媛の方はガムテープ越しで元気に「ん゛ー!!!」と叫び、無口な広島の方は、鋭い目つきで目の前の関東班をただただ睨んでいた
東京「おかえり、2人共。」
千葉「おかえり、じゃないわよ。なんで2人が居るのよ…」
東京「首輪解析の研究台が欲しかったから、栃木と群馬に探してきてもらったのさ、」
パソコンをカタカタと打ち、口元を緩める東京
千葉は、東京の近くに置いてあった2人の支給袋を見てため息を一つ
千葉「役に立たないものばっかり、」
栃木「だから捕まえれたのよ」
千葉はその言葉にフッと笑み、並べてある木箱の上に寝転がった
群馬「寝るのか?」
千葉「いろいろ疲れたの、ちょっと休ませて…」
壁際を向き横になる千葉にさり気無く自分の上着を投げる群馬
千葉は小さく微笑み、上着を自分の肩にかけた
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