*笹原 神×川瀬 李依子*

12/52
前へ
/108ページ
次へ
あの日から 川瀬 李依子のあの顔が 頭から離れなかった. 「なぁ神?」 「んだぁ?」 家のリビングでくつろいで 居ると兄貴が急に 話しかけてくる. 「なんか楽しい事でもあんのか?」 ……………はい? 「は?」 どちらかと言えば 悩んでる感じだと思う… 「なんか変わった.なぁ心亜?」 「え?アタシに振るなよバカ兄貴.でも兄ちゃんは変わったね!なんか璃亜チャンと付き合ってた時みたいに……………あ.ごめん!!!」 そう言って心亜は 自分の部屋にダッシュした. ……璃亜の時みたいに? 「確かにな.そろそろいいんじゃねえか?」 と兄貴は俺の頭を 三回叩いて部屋に戻っていく. …はっ…ははは… ふざけないでよ!!!! アンタなんかと付き合ってるから こんなんになったんだよ!!! 最っ低!!!! 「っ!!!!!!!!!」 嫌なもん思いだした…. やっぱり無理だわ…
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加