84人が本棚に入れています
本棚に追加
あの日から
川瀬 李依子のあの顔が
頭から離れなかった.
「なぁ神?」
「んだぁ?」
家のリビングでくつろいで
居ると兄貴が急に
話しかけてくる.
「なんか楽しい事でもあんのか?」
……………はい?
「は?」
どちらかと言えば
悩んでる感じだと思う…
「なんか変わった.なぁ心亜?」
「え?アタシに振るなよバカ兄貴.でも兄ちゃんは変わったね!なんか璃亜チャンと付き合ってた時みたいに……………あ.ごめん!!!」
そう言って心亜は
自分の部屋にダッシュした.
……璃亜の時みたいに?
「確かにな.そろそろいいんじゃねえか?」
と兄貴は俺の頭を
三回叩いて部屋に戻っていく.
…はっ…ははは…
ふざけないでよ!!!!
アンタなんかと付き合ってるから
こんなんになったんだよ!!!
最っ低!!!!
「っ!!!!!!!!!」
嫌なもん思いだした….
やっぱり無理だわ…
最初のコメントを投稿しよう!