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俺は記憶を引き出さない様に
明るく振る舞った.
「ごめんねぇ!もみじチャン;川瀬さん陵哉が行くって聞かなくて;」
そう言うと二人は
俺の顔を見て何か思い出したかの様に声を揃えた.
「「笹木だ.」」
…はい?
俺…笹原です.
「…もぅ笹木でいいよ.今日から笹木として生きるよ;;」
笹木で生きれたら
どれだけ楽なんだろうな.
てゆうか笹木ってダレ?
もみじチャンは陵哉を見つめる
「陵哉教えて?って言えば?」
はい.出ました陵哉のSっ気.
いやぁ…久しぶりだな.
「…さっさと教えなさいよ藍川」
そう言って陵哉を睨む
川瀬 李依子.
なんだろう…
俺の事知りたがってる気が…
「コイツ笹原だぞ.」
そう言うともみじチャンは
びっくりしていて
川瀬 李依子はへぇって
顔をしていた.
「ごめんね;;笹原くん!!!」
と謝るもみじチャン.
あぁ…なんて
素直な子なんだろう.
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