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「圭一くんおっはよぉ~!」
レナがこちらに向かって大きく手を振っている。
「早いな。今日は余裕を持って出たぜ?」
「はぅ~。だって圭一くんを待たせちゃ悪いよ…」
「それを言われると待たせてる俺の立場が…」
「あ、レナはいいの☆圭一くんは、もしレナが遅刻したら、待っててくれるのかな?かな…」
顔を真っ赤にしながら俯くレナの頭をぐしゃぐしゃと撫でながら
「当たり前、だろ」
「圭一くん…」
「おいてく。」
「は、はぅΣ」
「行こうぜ、魅音待たせるとうるさい」
俺達は自転車にまたがり漕ぎだす。
今日から二泊三日で魅音の知り合いがすむ
六軒島という島に遊びにいく。
飛行機や船を使うこともあり
魅音の家の人が送ってくれるらしい。
いつもの待ち合わせ場所に集合だ。
「圭ちゃん、レナ~おはよ」
「ぁぅ。圭一がビリなのです」
「賭けは私たちの勝ちですわ!」
「魅ぃと詩ぃはかわいそなのです☆」
「私は沙都子がお寝坊…だと思ったんですけど」
「おい、俺だけじゃないぜ?レナもだろ?」
「レナの方が先に着いたのです」
「前を走ってたからだろぉ?!」
そんなところに黒塗りの車がとまる。
その中に乗り込み、六軒島をめざした
p香菜qμ・*
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