執行

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「ねえ、食べてよ。死なれたら困るの」 釘を目に刺したまま、そう言っているのがわかった。 「う、うぅ……あぁ」 「ほら、食べなよ」 口に無理矢理押し込んで、俺が食べるのを見ている。 「こんなものじゃ、終わらないからね?」 そう吐き捨て、部屋をでていく。 果たして、いつになったら終わるのだろうか。 どのようにして、終わりになるのか。 生きて出ることができるのか? それとも…… .
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