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俺は、人には見えないもの……
いや、見えてはいけないものが見える。
霊感が強いらしい。
墓場を通ると、老若男女問わず沢山の人に囲まれた。
しかしそれは、友達には見えてはいなかった。
話をすることも出来たし、触ることも出来た。
霊に持ち上げられたこともあったが、空を飛んだと気味悪がられた。
霊の話をしても、誰も信じてくれない。
孤独な生活を続けた。
そんなとき、話しかけてくれたのが、あいつだった。
なぁ、浩輔。
今どこにいるんだ?
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